- 頭の回転を速くしたいと思っている方
- とっさに話を振られて発言できるようにしたいと思っている方
- 自分も空いても引き立たせるトーク術を知りたい方
「もっと頭の回転を速くできたらいいのに…」そんな風に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そんな方々に身につけることをおすすめしたいのが、岡田斗司夫さんが提唱する「戦闘思考力」です!
戦闘思考力とは「思考のスピードを自在に上下させ、その場の空気に合わせて臨機応変に話すことができる能力」です。
戦闘思考力を鍛えることによって、仕事だけでなくプライベートにも有効に役立ちます。

わたしは、戦闘思考力を実践してから、会議での発言で、臨機応変にその場で意見を上げられるようになりました!
頭の回転を速くしたい方やコミュニケーションに悩みを抱える方はぜひ参考にして下さい。
戦闘思考力とは


冒頭で戦闘思考力について軽く述べさせていただきました。
岡田斗司夫さんが戦闘思考力について書かれている本の中には、下記のように説明してあります。
頭の回転を速くしたり、遅くしたりする、つまり志向のスピードを上下させ、場の空気を察知し、臨機応変に話すことが出来る能力
引用:頭の回転の速い人の話し方
もう少し詳しく戦闘思考力を説明します。サッカーの試合に例えて説明します。
サッカーの試合では、ある程度事前に戦略立てて試合が展開されますが、いざ試合が始まれば「相手はこういう技を仕掛けてきて」「こんな試合転換になるだろう」とか、完璧に予測することはできませんよね。
つまり、相手の動きに合わせて時には臨機応変に対応していく能力が必要です。
そのため、戦いをしながら考え最適な方法を頭の中で瞬間的に組み立てる必要があります。
戦闘技術を、仕事やプライベートなどの「頭の使い方」まで落とし込んだのが戦闘思考力ということです!



こんなことが自在にできたらいいな…。
でも、瞬間的に最適な方法を組み立てるなんてできるの…?
と思う方も多いと思います。
もちろん、どうしても元からある才能などでの差はありますが、実践することで戦闘思考力は鍛えることが可能です!
戦闘思考力の3つの要素


戦闘思考力は3つの要素で構成されています。
ここでは、戦闘思考力をつかさどる3つの要素について説明いたします。
- ハイパワーの思考力
- 色んな価値観に合わせられる応用力
- 強く頼れる自己
①ハイパワーの思考力
ハイパワーの思考力と言われても「いったい何?」と思いますよね。
ハイパワーの思考力では、3つのギアの概念を提唱しています。
- トップギア(高)
- ミドルギア(中)
- ローギア(低)
岡田斗司夫さんが戦闘思考力について書かれている本には、下記のようにまとめています。
トップギア:頭の回転数(思考スピード)が速く共感力が低い
ミドルギア:頭の回転数(思考スピード)も共感力も中くらい
ローギア:頭の回転数(思考スピード)が遅いが共感力が強い
引用:頭の回転の速い人の話し方
かみ砕くと下記のようなイメージです。
- トップギア:相手の気持ちなどをあまり考えず、自分の意見を瞬発的に言葉を返せる力
- ミドルギア:自分の意見も伝えながら相手の意見も聞く、トップとローの間の力
- ローギア:相手の気持ちなどに共感し、言葉を返す力
トップギアだけ強くていいのではなく、むしろローギアの共感力が重要!
このギアを上手くコントロールして使い分けることが重要ということですね。
色んな価値観に合わせられる応用力
色んな価値観に合わせられる応用力とは、「シチュエーション、話の盛り上がり、自分の立場、求めてる落としどころなどを10種類くらい考え、その場の状況に合わせて選ぶ」口数をコントロールする力のことを指します。
といっても、いきなりここまでは相当ハードルが高いですよね。



その場に合わせていくつもパターンを考えて選ぶなんて難しい…
そこまで意識したことないから難しい…
と思う方もおおいでしょう。そのような場合は、タイプに合わせて対処することが重要です。
口下手な人
口下手な人は、いつもの3、4倍多く話すことを意識するといいとのこと。
口下手な人は、「この言葉は間違っていないか」など不安を覚えてしまう方も多いと思います。
そもそも、言葉を正しく使うなんて限界があるので、気にせずに相手がうまく拾ってくれることを信じてどんどん話すことを意識するとよいです。
口数が多い人
口数が多い人は、いつもの10分の1くらいの発言を意識するとよいとのこと。
このタイプの人は、たとえ話をしがちであったりすることが多いので、思いついても一旦黙って、状況に合わせて話したいことを選ぶとよいです。



口下手な人、口数が多い人の具体的な話し方については、下記の「タイプ別の意識すべき話し方」に紹介しています!
強く頼れる自己
戦闘思考力において重要なのは、自分のことを信じて疑わないこと。ただ、自分がすべて正しいと頑固になるの、とは違うので注意が必要です!
岡田斗司夫さんは下記のように説明しています。
独善的になったら失敗です。軸がぶれないからこそ譲歩できることが見えるし、誤ることが出来るからです。
勘違いしている人は、言い張ったり、相手に言い勝とうとしてしまうんです。その間に戦闘思考力のトップ・ミドル・ローギアや、表現力が空回りしてしまいます。
だから、自分を律する、そして相手を守ってあげるという意味の強さを含んだ自己を持つことが大切なんです。
引用:頭の回転の速い人の話し方
自分自身を信じつつも、相手の気持ちもしっかり考える、ということが重要であるということですね。
タイプ別の意識すべき話し方


口数が少ない人、多い人がやるべき話し方についてご紹介します。
口下手な人
岡田斗司夫さんは3つのやり方を提唱しています。
- 瞬発力を鍛えるため、出されたテーマに関してどんどん答える
- 理由は3つある法を使って話す
- デッサン法
①瞬発力を鍛えるため、出されたテーマに関してどんどん答える
テーマは何でも構いません。「1秒でも早く話はじめ、1語でも多く話す」を目標に話つづけてください。
引用:頭の回転の速い人の話し方
ある適当なテーマについての言葉の正確さを気にせず話し続けるといい、ということですね。
友人などの身の回りの人に協力してもらったりして(わたしは、もう一人の自分に話しかけるように練習していました!笑)練習がおすすめです。
②理由は3つある法を使って話す
質問されたことに対して、「それは、○○です。なぜなら、理由は3つあります。」などと答え、1つ目の理由を話しながら、2つ目、3つ目の理由を考える。
引用:頭の回転の速い人の話し方
転職の面接などで困ったときたまにやっていたのですが、この方法は口下手の改善に役立ちます。
いざ、理由を考えながら話していると強制的に頭を回転させながら上手く整理してまとめて話さないといけないので、だいぶ鍛えられるのでおすすめです。
③デッサン法
きれいな結論が出ていない場合でも、デッサンやスケッチで線を引いていくように、少々ずれていようとも、できるだけ近似値の高い言葉を何度も繰り出すように話してみる。
引用:頭の回転の速い人の話し方
この方法は、個人的にはマインドマップをイメージしながら話すといいと思います。
ある特定の物事に対して、マインドマップで線を引いていくイメージで言葉を話していくと、頭を整理しながらも言葉を繰り出すことができます。
口数が多い人
岡田斗司夫さんは3つのやり方を提唱しています。
- 相手の言葉をさえぎらない
- 具体的に共感する
- 相手が心を開いてきたら、さらによく聞く
①相手の言葉をさえぎらない
口数が多い人はどんどん自分の考えなどを話し始めてしまう人が多いはずです。
なので、ぐっと我慢して相手の話を聞いて、相手の話を受け止め共感するのがおすすめです。
②具体的に共感する
自分の体験談を話して共感する、という方法です。
相手の話題に合わせて具体的に共感することで、一方的になりがちな口数が多い人も心を開いてもらいやすいでしょうし、意識するとよいです。
③相手が心を開いてきたら、さらによく聞く
口数が多い人が①②を実践したら、話している相手も心を開いてもらいやすくなったり変化があるはずです。
そうしたら、相手の言葉を更に共感しながら聞くということをするとよいでしょう。
頭の回転を速くしたい方は「戦闘思考力」を実践しよう!


今回は、岡田斗司夫さんが提唱する「戦闘思考力」について紹介しました。
頭の回転が速くなれば、仕事やプライベートでのコミュニケーションもそうですが、仕事でも考えがスムーズに浮かぶようになったりしました。
今回紹介した「戦闘思考力」については「頭の回転が速い人の話し方」に紹介しています。
より詳細をご覧になりたい方は、下記の本をぜひ読んでみてください!
頭の回転が速い人の話し方